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ぼっち・ざ・ろっく!

今期アニメは「ぼっち・ざ・ろっく!」がおもしろいです。最初はノーマークだったのですが、フォロワーさんがおもしろいと仰っていたので見ました。
 
「ぼっち・ざ・ろっく!」はきららの日常バンドモノです。要するに「けいおん!」の後輩のようなものですね。「けいおん!」の方は部活として学校でバンドをしていますが、こちらは学校も学年も違う子たちが集まってライブハウスを中心にバンド活動をしています。
主人公の後藤ひとり(ぼっちちゃん)は、陰キャでもバンドをやれば輝けると聞いてギターを始めた女の子です。毎日ギターを練習しかなりの腕前を持っているのですが、コミュ障陰キャのせいでバンドを組むという夢が叶わないまま中学校を卒業してしまいます。高校こそはと意気込むぼっちちゃんの前に、ある日「自分のバンドでサポートに入ってほしい」と頼む女の子が現れ……というところから物語は始まります。
このぼっちちゃんの陰キャ描写が凄まじいです。描写の一つ一つに身に覚えがありすぎます。こんなに的確に我々の描写ができてしまうのがすごいですね。ぼっちちゃんはかなり奇行に走ることも多く、ギャグとして笑えるのですが、それはそれとして奇行の根底にあるのが陰キャの魂なので身に沁みるものがあります。
バンドモノなだけあって、挿入歌含め多くの曲が作られているのですが、こちらもとてもいいです。公式がYouTubeに動画を上げているのでぜひご覧いただきたい。作中のライブシーンも動画として上がっているのですが、ぼっちちゃんのモノローグと合わせて大変印象的なものとなっています。友だちが全くいなかったぼっちちゃんが、ひょんなことからバンドを組むという夢を叶えて、慣れない人付き合いに戸惑いながらも少しずつ成長していく姿はとてもくるものがあります。
12月にはアルバムも発売されるそうなのでとても楽しみです。私はなんだかんだOPの「青春コンプレックス」が好きです。
 
ここからは自分語りで申し訳ないのですが、私音楽の授業が得意ではなくてですね……。特に楽器が全然ダメで、音楽とか楽器に対して苦手意識がすごいんですよね。でもぼざろのライブシーンを見てたら、自分も何かやってみたいなぁと思いました。人と何かをできるのっていいですよね……。自分も陰キャコミュ障ぼっちなので、ぼっちちゃんがバンド仲間と共に少しずつ前に進んでいく姿がとても眩しく見えます。自分は音楽への苦手意識が凄まじいのですが、それでもちょっとやってみたいなと思えたので、そんな風に思わせてくれるいい作品だなと思いました。

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戦闘員、派遣します!

「戦闘員、派遣します!」というアニメを見ました。原作はこのすばの作者と同じですね。
主人公は地球で悪の秘密結社に所属している怪人六号。六号は新たな侵略地の調査として、超高性能美少女型アンドロイドのアリスと共に別の惑星へと飛ばされます。無事に惑星へ到着した六号とアリスは、グレイス王国の戦闘員として働きながら現地調査を進めることになります。
 
さすがこのすばの作者というべきか、非常におもしろかったです。味方にもドン引かれるような手段で魔王軍との戦いを繰り広げていく様は痛快でした。このすばよりも下ネタが多いのですが、それも個人的には楽しかったです。ご立派様のくだりはいいものを見せてもらったなと思います← いやあれ多分本当にちゃんとご立派様を作画した上でモザイクかけてるんじゃないかと思うんですよね。すごいな。いやぁ、助かります。
主人公も大概ですが、主人公の周りにいる美少女たちも大概アレな感じで、そこがまた愛嬌というか。アレな美少女たちとフラグが立ちそうで立たない感じもよかったです。城でのスノウとのシーンはドキドキしました。最終回のアリスとのやりとりも好きです。相棒はいいぞ……。
悪の秘密結社の怪人らしい主人公ではありましたが、どこか人情に厚いというか、優しいところもあってよかったです。はちゃめちゃなことをやらかすはちゃめちゃな話ではありましたが、どこか穏やかな気持ちで(?)楽しく見れました。

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天空侵犯

ネトフリオリジナルアニメの「天空侵犯」を見ました。オリジナルアニメといっても、配信されているのがネトフリのみという意味であって、漫画原作があるようです。
 
まずは簡単にあらすじから。
女子高生の遊理はある日学校で授業を受けていると、突然ビルの屋上へと飛ばされます。たくさんのビルが立ち並ぶその世界は、ビルとビル同士が吊り橋で繋がっており地上に降りることはできません。
突然別世界に飛ばされ困惑する遊理の前に、仮面をつけた男が現れ、遊理に襲いかかってきます。仮面は人間を殺すか、地上への飛び降り自殺をさせようとしてきます。自分の兄も同じ世界にいることを知った遊理は、兄に会うため仮面と戦うことを選びます。
 
ネトフリを開いたらトップに出てきたのでなんとなく見始めたのですが、おもしろかったです。ただ仮面と戦うというだけでなく、人間も含めた頭脳戦が展開されていたのがよかったです。遊理の兄の理火がなかなか頭がよくてですね、見ていて楽しかったです。頭のいいキャラが頭のいいことをしているのが大好きなので……。
妹の遊理も別の意味でキレ者というか、覚悟を決めて戦うようになってからは本当にかっこよかったです。二瀬ちゃんとのコンビもとても……よかったですね……。互いのために命を賭け合う感じがたまりません。最高の百合を浴びました。ありがとうございます。二瀬ちゃんかわいいよ……。
仮面の秘密やどういう世界なのかというような辺りも徐々に明かされていくのもおもしろかったです。とある能力の持ち主である久遠ちゃんが出てきた辺りとかかなりわくわくしました。アニメは話が一段落したところで終わりだったので明かされていない謎もいくつかあって、続きが気になるところです。スナイパー仮面と理火の関係がとても気になるんですよね〜。百合に優しい作品は男×男にも優しいのではないかと思ってしまうので……(こら)。それはさておき、続きもアニメ化されるといいですね(既に決まってる可能性もあるけど)。

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ヘボット!

YouTubeで50日間に渡り1日1話配信が行われていた「ヘボット!」というアニメを見ました。
放送は2017年で、当時一応「ヘボットというやべーアニメが放送されているようだ」ということは知っていたのですが、見てはいなかったんですよね。それがこの夏YouTubeで配信されることになったと知り見るに至りました。
実際見てみたところ、噂に違わずやべーアニメでしたね……。ここでいう「やべー」はいろんな意味の「やべー」です。本当にとんでもないですよ。1話はYouTubeに常設であるみたいなので、とりあえず1話を見てみてほしいです。だいぶテンション高めのハイスピードギャグアニメなのですが、実は全ての要素に意味があるんですよ……。1話のアバンで入る「多分すっげー先の話」も後々ちゃんと回収されます。まぁ1話と2話はあれなので見るなら3話から見ろって公式が言ってるくらいではあるんですけど(笑)。
 
そんな「ヘボット!」ですが、主人公はねじが島王国の王子ネジル・ネジールです。11歳の誕生日にネジ魂に導かれて運命のボキャボットであるヘボットと出会います。
「ボキャボット」はロボットのような生命体で、頭にネジを挿すことでギャグを繰り出すことができます。そのギャグの面白さで競う「ボキャバトル」がねじが島では行われているわけです。
王位継承者であるネジルは国王の座を懸けて国王とボキャバトルをしますが敗北。城を追い出されたネジルとヘボットはネジのことを知るためにネジ屋を開業。さまざまな人の問題を解決したりしなかったりしていきます。
 
……こう書くとなんだか熱いバトルもののようにもお悩み解決人情ものにも見えるんですけどね……。その要素がないとは言いませんが、実は結構SF色も強いです。オタクは好きなやつだと思います。少なくとも私は好きです。
なんというか伏線のばら撒き方が上手いんですよね……。伏線とはいいますが線というより点という印象です。ハイテンポギャグでわざと視聴者の意識をずらして伏線を伏線として認識させないようにしているのですが、でもたしかに伏線となる要素は描かれているんですよね……。すごいですよ本当。手腕に脱帽です。
 
構成の上手さもさることながら、ちゃんと子どもや視聴者に向けたメッセージ性があるのもよかったです。
個人的にはパチボット回の「みんなそれぞれにきみだけの相棒のヘボットがいるよ」っていう話をしてくれたのが好きです(よく考えると後々への伏線な気もしますが……)。お店で売っているヘボットもヘボットで、きみが手にすればきみだけの相棒になるんだよというメッセージをこのアニメを見ている子どもたちに向けて伝えてくれたのがいいなあと思いました。
あと最終回で「終わる物語」に対する「未来」の話をしてくれたのにとても救われましたね……。終わるんじゃないんですよ。視聴者が彼らのエピソードを思い思いに想像すれば、彼らはいつでもその世界に行けるんです。未来へ連れていくことができるんです。こんなに終わりが寂しくない最終回は初めてですよ。ヘボットらしい前向きな明るいラストだなと思いました。アリガ・ットウ!!
 
 
と、ここまでは大まかな感想でしたが、追記からはネタバレ全開でストーリー感想を書きたいと思います。
 

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