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相棒が死んだ

なぜか最近ぽつぽつとブクマを頂いているようなので、
 
相棒が死んだ (pixiv)
 
の話をしようと思います。
 
ちょっと長いのでたたみます。

初出は2016年の8〜9月頃だったみたいです。材木編・速度編・数字編と一話ずつ公開していました(↑のURLは全話まとめて再掲したもの)。
描いたのが結構前なのでいろいろ忘れているのですが、当時のラフやらなんやらを見ていたらいい感じのメモを発掘したのでそのまま載せておきます。多分当時の自分はこの文章を人に見せる気ってなかったんだろうなと思うのですが、載せます(笑)。
 
▼▽▼▽▼▽
相棒が死んだ
1.共依存長兄 「死んだのは」
カラ松事変で"死んだ"「松野カラ松」
兄さんになったことで"死んだ"「松野おそ松」
「松野おそ松」は「松野カラ松」を道連れに。「松野カラ松」は「松野おそ松」に救われたと思っている。
 
トド松は自分たちの殺した「松野カラ松」がもう帰ってこないことを知ってしまう。でも「松野カラ松」を、相棒を忘れないためにその手はずっと握っている。(このお陰で24話で「松野カラ松」が帰ってくる)
 
2.「松野おそ松」が死んだ日 「殺したのは」
「松野おそ松」を殺したのはチョロ松。チョロ松が最初に「兄さん」と呼んだことにより「松野おそ松」は死亡。「おそ松兄さん」になる。チョロ松にその自覚はない。
 
トド松はチョロ松と共に死んでしまった相棒へと海で赤いバラを手向ける。
 
3.24話 「死んだのは」
「松野おそ松」を殺した自覚がないチョロ松は家を出ることができる。
それを見てトド松も飛び出す。トド松に手を握られていた「松野カラ松」も引きずられるように(外の世界へ)帰っていく。
でも結局は全て「おそ松兄さん」の手の上。
「松野おそ松」を殺しておいて、さらに「おそ松兄さん」まで殺すのかと。
 
「松野おそ松」は「兄」になって死んだ。
「松野カラ松」はカラ松事変で死に「カラ松兄さん」になった。
弟たちは一度外に出たものの結局松野家に戻ってきたので、6つ子としてでない「自分」が死んだ。
そうして「自分」を、「個」を殺して「松野家の6つ子」の中に自身の役割を見つけて生きている。
▲△▲△▲△
 
タイトルっぽいものの次に書いてある「殺したのは」「死んだのは」って文言はたしかキャプションに書いていたものだったと思います。
この記事の冒頭で「材木編・速度編・数字編」と書きましたが、割と長兄松が根底にある感じですね。さすが自分……。
 
大体は漫画本編と上のメモでなんとなくわかるんじゃないかなと思うのですが、ちょっとだけ補足しておきます。
カラ松事変で「松野カラ松」が死んだ、というのはたしか4話までチョロ松は「カラ松」と呼んでいたのに6話?以降「カラ松兄さん」呼びになっていたことから思いついたことですね。カラ松事変で「松野カラ松」が死んだのならきっかけは兄弟全員になるわけです。トド松は自分が「松野カラ松」という相棒を殺してしまったことに気がつくんですね。そして死んだ兄二人が結託(?)していることも。
速度編は速度好きな人に怒られそうだなーと思ってました……(笑)。チョロ松が悪いわけではないです。ただ、「松野おそ松」にあれほどのダメージを与えて海に沈められるのは相棒であったチョロ松だけなんです。他の松だったらきっとそこまでいかなかった。
あと赤いバラとメモに書いてありますけど、モノクロじゃわかんねーよ!とも描いている当時は思っていました(笑)
そして最後の話だけは「死んだのは」というキャプションですね。ここまで一切出てこなかった数字松が語ってくれます。「相棒が死んだ」のメインは「長兄松+相棒」という感じなので、数字松はあまり出番がありませんでした。ごめんな。ただこの二人は兄弟の調和を保つというか、俯瞰しているタイプじゃないかなと思うので最後に全てを語ってもらいました。
 
 
今読むと展開が早いなーという感じで(割といつもそうだけど)、内容の割に(?)一瞬で終わる印象なのですが、当時の自分はいろいろ考えていたんだなぁと思います。これは自己解釈を詰め込んだ系の漫画だと思うんですけど、解釈の内容自体はともかく私の解釈が詰まってる漫画なんだなーと思っていただければいいかなと思います(?)。

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