初めて印刷所に頼んで本を作った
気がついたらお兄ちゃん本の完成から一ヶ月以上経っていたので、ここらで「初めて印刷所に頼んで本を作った」ことに対する経緯とか感想を書いていこうかなと思います。備忘録も兼ねて(と言いつつ既にいろいろ忘れつつある)。
まず本を作ろうと思ったきっかけは本が作りたかったからですね(そりゃそうだ)。正確には「本を作りたかった」というよりは「本にしたい話があった」なんだと思います。壁打ちで言ってました。
2018年05月03日 23:15
ねぇーーーーーー今描いてるネームが最高すぎて最高で大丈夫ですか??????って気持ちなんですけど、うわーーこれ刷りてぇまた製本チャレンジしよ………俺の製本テープが火を吹くぜ(吹かない)
製本チャレンジとか言ってる辺り、この時点ではコピー本にするつもりだったんですかね。でも前回のアレゼファ本もそもそもは印刷所に頼むつもりでいたのがコピー本になったので、今度こそ印刷所に頼むぞ!ってなったんだと思います。
ちなみに「一度webに上げて、それを本に再録する」っていう手も考えていました。ただそうすると自分の作業上、web用と本用でそれぞれ原稿作らないといけなくなるので二度手間になっちゃうんですね。それはちょっとさすがにめんどくさいなぁと思ったので、一発目から本作ればいいか!!ってなりました(笑)。
そんなわけで本作りチャレンジが始まったわけですよ。原稿作り自体は……時間が……かかりましたが特に問題は無かったかなって思います。時間はかかりましたが。強いて言うなら、消しゴムかけたら線が薄くなってしまってもう一度なぞる羽目になったというのはありましたね。結局ここで二度手間になっている……!(笑)
原稿がある程度目途がつくようになった頃から本格的に印刷所も調べ始めました。評判なども参考にしていましたが、私の場合は大前提として「アナログ入稿可・小部数」というのがあったので割と絞りやすかったです。
実は直前まで別の印刷所にするつもりだったのですが、寸前で今回お願いしたスズトウシャドウさんにしました。スズさんは、30部以下は刷れないのかなと思って候補から外していたのですが、よく見ると30部以下も可能(ただし値段は30部まで全て同じ)だったのと、表紙の単色刷りが決め手になりました。単色だと本文原稿と同じように原稿が作れるのでちょっとハードル低かったんですよね。
注文とかはドキドキでしたね〜。ちなみに手違いが起きたのはここです(笑)。いや悪いのは私なんですけど。マイページから注文していた場合は、原稿送る際に注文書つけなくてよかったんですけど、間違えて注文書も送ってしまったので、なんかごちゃごちゃ〜になってしまいました。明らかにこちらの手違いなのにスズさんの方からご連絡いただいたときは申し訳なかったです。でも連絡いただけるなんて丁寧だな〜と思いました。ありがたい。
印刷の出来については、ずっと言ってますがとにかくベタがきれいで嬉しかったです。ベタがテカってしまうのが苦手なんですけど、とてもマットな感じになっていてよかったです。オフセだからというのもあるのかもしれないんですけど。とにかく私はそこに感動しました(笑)。アナログ原稿ですが、線やトーンもきれいに出てましたしね〜。よかったよかった。
実際何部刷ったかは私の心の中に留めておきますが(笑)、この部数でこの余部!?って感じで笑ってしまいました。もしかしたらこれが普通なのかもしれませんが。多分注文した部数が少なかったからちょうどいい部数に刷ったんだろうなって思います。値段変わらない範囲だし。
そんなこんなでブツができた後はピクトスペースさん経由で通販を始めました。なんでピクトスペースさんにしたかというと、いつかすけべなブックを作るときに安心かなぁと思ったからです(笑)。あと匿名配送が楽そうだなーと思って。本当に楽でしたよ。私からはピクトスペースさん宛てに送るだけで、後は梱包し直して発送してくれるんですよね。いや〜楽でした。まぁシステム利用料の10%とかはちょっとお高い気もしますけど、手数料がかかるのは当たり前なので……うん……。
あとは匿名配送料をどちらが負担するかとコンビニ支払いが選べるようになるともっと便利かなーと思いますね。今後に期待。
ちなみに印刷所に発注する前に、「部数の参考にしたいのでほしい人は一言ください」って言っていましたが、今のところそのとき言っていただいたぐらいの数は出てますね。匿名注文なので言ってくれた方と注文してくれた方がイコールかはわからないんですけど、思いの外数に揺らぎがなくて驚きでした。ご協力ありがとうございます!
あ、声をかけていただいた数 + α + 余部があるので、在庫はまだあります。通販まだまだ受け付けてますよ〜!
一連の流れとしてはこんなところでしょうか。ここからは感想とか考えたこととかをぽつぽつと。一記事で収めたいので、既に長いけどこのままいきます。
とりあえずあれですね、楽しかったです!印刷所に注文したりとか通販用に店舗作成したりとかはとてもドキドキしましたが、実際に出来上がった本を見たときやご注文いただいたときは嬉しかったですね!「俺が作った推しの本がある」というのはとてもいいなぁと思います。とてもいいなぁ。俺が作った推しの本がこの世に存在することも最高なことなのですが、さらにそれを手にとってくれた方がいらっしゃるというのもありがたいことですね。ありがとうございます!ご感想もとても嬉しいです!最近あまり言わなくなりましたが、感想いただけると喜ぶタイプなのでよければよろしくお願いします(笑)
あとはなんかこう、ちょっとだけ見えるものが変わったかなって思います。具体的にどう変わったかとかは上手く言えないのでやめておきますが、いろいろとなるほどな〜って思いました。おもしろいです。
そしてこれからはどうしようかなーとも思いました。本はまた作りたいなぁと思うのですが、やっぱりweb用と本用で二回描く気力も時間もないので、漫画を描くなら本用にしたいなぁと思うんですよ。でも本にしようと思うまでではないネタとか短いやつとかはどうしようかなって感じなんですよね。溜まったら本にするとして、溜まるまではwebに上げていく……?でもそうすると結局二回描く羽目に……(笑)。というかそもそもwebに上げる必要はあるのかと思いつつ、でも小ネタはポンポン描いていかないと忘れちゃうし、かといってポンポン描いたネタをほいほい本にしていくと別の意味で厳しいものがあるので……うーん?手数の多さがこんな悩みを生み出すなんて……!(笑)まぁ何かいい塩梅にやっていけるといいんですけどね。すぐに何かをどうこうとかはないんですけど、今後どうしようかなーとちょっと思うのであった……。
ちなみに次に作るならピクシブに上げているTOLink詰めの再録本かなぁと思ってます。今年5周年なので、今年中に出したい……出した……い……(遠い目)(枚数を数えながら)
とりあえず「初めて印刷所に頼んで本を作った」ことに関する経緯と感想とついでにこれからについては以上です。「自分のやりたいように(やりやすいように)やる」というのが基本方針なので、これからも自分のやりたいようにやっていこうと思います(笑)。よければまたお付き合いください〜
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