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一人で来た道、あなたと行く場所

亜挟さん主催のエドリディ合同誌『紅の真砂藍の薄ら氷』が発行されました!
亜挟さんのBOOTHにて通販が開始されていますので、お求めの方はそちらからお願いします。
https://booth.pm/ja/items/4901055
 
さて、本のコメントカットやツイッターでもあとがきを書いているのですが、せっかくなのでこちらでも経緯とか裏話とか含めてダラダラ書いておこうかなと思います。
長くなったのでたたみます。

実はお声がけいただいてから参加表明するまでの間にネームができてました。というかお声がけいただいたときに、参加表明の締切までにネームができたら参加しようと思ったんですよね。
エドリディ合同誌なのでエドリディを描かないといけないわけですが、じゃあどんな話を描こうと考えたときに、いつか冒険者本を作るときに入れようと思っていたネタがあったのを思い出しました。
字汚いんですけど、ネームあったので上げちゃいます。
こちらは1ページだけですが、内容的にはほぼ同じだと思います。「故郷」というタイトルでした。
これをベースに若干エドリディ感を出してみたのが、今回寄稿させていただいた「一人で来た道、あなたと行く場所」になります。
 
コメントカットにも書いたのですが、砂漠で出会った二人が雪国にたどり着くのが見たくて描いたお話でした。
「遠くまで来たものね」「リディと会ったのは砂漠だったもんな」は上の元ネタからあるセリフです。
この話、割とリディのメンタルが強めな気がするのですが、これリディが強いというよりエドが弱いと思ってもらいたいです。場所が場所なので。
マイシュに戻ることがあったとして(源獣がいるので冒険者たちはいつか必ず行くと思うのですが)、そのときエドはいろいろと思うところがあると思うんですよ。救えなかった後悔とかそういう。マイシュに戻るってことは自分の過去と向き合わないといけないわけで。
冒険者たちがマイシュにたどり着く頃にはリディもある程度成長していて、そんなエドの弱さを支えられるようになっていたらいいと思います。自分がエドやみんなに支えられてきたから、自分もエドを支えたいと思っていてほしいですね。
そんなリディが、マイシュに戻るエドの心情を察して手を差し伸べる。一人じゃないって伝える。
エドもリディも、旅が始まる前はずっと一人で歩んでいたけど、今はもう一人じゃないんだと。
ひとりだった二人が砂漠から始めた旅が、二人になって、五人になって、雪国へとたどり着く。
そんなシーンが見たくてこのお話を描きました。
見たかったな〜〜そんなシーン……
 
最初にも書きましたが、参加表明する前にネームができていたので本当に偶然だったのですが、合同誌のタイトルが決まったときは密かにガッツポーズしてました(笑)。
合同誌のタイトルも「砂」と「氷」だったので、砂漠と雪国をテーマにした自作と合っていてラッキーでした……!
 
そういえば今回はフルデジタル原稿でした。今まで出した本は全部アナログだったので初のデジタル原稿になります。
結構ドキドキしてたんですけど、不備もなくきれいに印刷してもらえていてよかったです。
デジタル原稿が作れると、合同誌などにも参加しやすくなっていいですね。
とはいえ公募だったら参加することはなかったと思うので、今回直接お声がけいただけて有り難かったです。見たいと言っていただけたのでやる気になりました(笑)。ありがとうございます……!
 
ちょっと忙しかったので、原稿以外のノベルティや合同誌タイトルなどについては、私は完全にノータッチだったのですが、どんどん皆さんのアイディアが出て、どんどん豪華になっていくのをずっと見ていたのでとてもわくわくしていました。すっごい豪華ですよね。本当に。
最高のエドリディが詰まった最高に豪華な一冊になっていると思います。
少しでもその一助になれていたら幸いです。この度は本当にありがとうございました!!素敵な本なので皆さんもぜひ!感想は「#紅の真砂藍の薄ら氷」で!

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