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形にすること、残すということ

……って大事だなぁと思う今日この頃です。
何か考えていることや思っていることがあっても、それをアウトプットして形にしなければ誰にも伝わらないんですよね。この「誰にも」には自分自身も含まれるのですが、頭や心の中にあるものって、見えるような形にしない限り不確定であやふやなものだと思うんです。確かに存在はするけれどあやふやで捉えどころのない思考や感情は、やがて形のないまま霧散して消えていく気がします。そしてそのまま二度と戻らない。勿体無いと思いませんか?確かに在ったはずのものなのに、自分自身ですらその形を掴みきれないまま無くなってしまうんです。
そうならないためにも、形にして自分の外に出しておくことって大切なんだろうなと思います。形にすることで、頭の中でふわふわと漂っていただけのものがしっかりと像を結び、自分にも他者にも認識できるようになる。たとえ自分の中からいつか消えてしまったとしてもアウトプットしたものが残っていれば、それを見てそのときの記憶や感情を思い起こすことが可能になる。
ここまで「形にする」と言ってきましたが、"形"自体はどんなものでもいいんだと思います。文でも絵でも写真でも。ただ、自分の頭の中だけで"今"の思考や感情を留めておかない方がいいのではと思います。
……まぁどんな"形"であれ、「形にする」のって難しいことなんですけどね。自分の中でふわふわと漂っているだけのものを捕まえて整えて自分の中から外へと引きずり出さないといけないわけですから。一度に100%をアウトプットすることはなかなかできないですよね。でも諦めたくはないので、何度も挑戦していくんだろうなと思います。この頭のなかなかのふわふわをできる限り再現して残すために。
あとやっぱり"今"自分の中にあるものは"今"形にしておかなければ再現度が下がるなと思います。"今"ある熱は冷めていない"今"でなければ無くなってしまうし、同じ温度に後からまた辿り着けるかは怪しいので。やはり鉄は熱い内に打たないとだめですね。熱い内に手を動かしていきたいです。

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