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想苦の御使い

BGMプレイヤーの、「想苦の御使い」のコメントにある「俺を──」の後には何がくるんですかね。「俺は」ではなく「俺を」なのが気になります。
もしかしてゼファーさんは心のどこかで、アレンの手で"儀式"を終わらせてほしいと思っていたのではないかと思うんですよね。カナちゃんを救うためにはアレンサラリッピの魂を差し出さなければならない。このときに絶対カナの命とアレンサラリッピの命を天秤にかけたはずなんですよね。そして彼はカナを選んだ。その選択ができたのは、自分がこちらをとっても"あいつ"がどうにかしてくれるんじゃないかって、俺の"儀式"を止めた上でカナのことも助けてくれるんじゃないかって思っていたからではないかと思うんですよ。「お前ならどうだったのか」ってずっと考えていたみたいですし。「お前ならどうだったのか」というのは「乾いた憧憬」のコメントにもありますが、ゼファーさんにとってアレンさんの存在はやっぱり大きかったんだなとわかりますね。アレンといれば御使いとしての姿勢を見失わずにいられると思っていたわけですし、こう、かなり精神的な拠り所にしていたのではないかという感じがしますね。だからこそ、お前の手で俺を止めてほしかったと思っていたのではないかと思うわけですよ。

なんなら"止める"、というより殺してほしかったんじゃないかと思うんですよね……。でもお前はアレンじゃないから、俺を止めることはできない。俺もお前がアレンじゃないから、殺すことができる。──けど、"俺"を殺すのは"お前"であってほしい、と相反する思いを抱えていたのかもしれません。妄想です(いつもの)。

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