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現代の主人公たちへ

よくよく考えたらアプモンって子ども向けなんですよね(えっ)。現代っ子向けなんですよ。こちら
 hrnabi.com/2018/01/18/16093/
のインタビューによると対象年齢は7歳ぐらいだそうです。チューバーの話が出てきますが、そうなんですよね、現代っ子の将来の夢はチューバーなんですよね。女の子ならアイドルかな(アイドルはいつの時代も女の子の夢かもしれないけど)。アストラくんとエリちゃんですよ。チューバーやアイドルっていう現代っ子の夢を叶えた仲間たち(対象年齢の子たちから見たら少し年上)がアプモンには出てくるんですね。でもそんな仲間たちに囲まれた主人公は自分のことを脇役だと思っているハルくん。 夢を叶えている仲間たちが出てくる物語を見ながら、でも自分はそうなれないんだなって、主人公に憧れはあるけどそうはなれない脇役なんだなって思っている。なんなら隣にいる親友の方がよほど主人公っぽい。でもそんな風に思ってる子でも誰だって望めば主人公になれるんだよって、そういうことを伝えてくれているんだと思うんですよ。そう考えると現代っ子に寄り添いつつ希望を与えるストーリーだったんじゃないかなって思いますね。
あと対象年齢の子どもたちはきっとこれから人工知能との付き合い方を考えていく……というか実際に人工知能と付き合って生きていく世代になるんですよね。そんな世代に向けて「人工知能と友だちになれるんだよ」って話をやったのもすごくいいですよね。なおかつそれをもしかしたら人工知能が自分たちを脅かす存在になるかもしれないということも描いた上でやってるんですよね〜。いいですね……。最後にバディたちと別れて終わるわけではないのも、ここが冒険に出るデジタルワールドではなくてバディ(人工知能)たちとこれからも生きていく現実世界だからってことなんでしょうね。いいですね……。

自分は完全に対象年齢ではないので対象年齢目線で考えたことが今までなかったのですが、こうして見るとアプモンってすごく現代の子どもに向けてとてもいいストーリーだったんだなって思います。いやもちろん私のような対象年齢外の大人が見てもおもしろいんですよね。それがまたすごい。せっかくなら子どものときに一度見て、大人になってからもう一度見たかったなぁって思っちゃいますね。

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