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勇者が死んだ!

マンガワンで連載されていた「勇者が死んだ!〜村人の俺が掘った落とし穴に勇者が落ちた結果。〜」という漫画のアニメが来年の春から始まります。アニメ化の発表自体は今年の春頃にされていたみたいなのですが、私は最近知りました(笑)。なんと続編の連載まで始まっているそうです。慌てて読みにいきました。好きな漫画だったので、アニメ化も続編も嬉しいです。
 
さて、「勇者が死んだ!〜村人の俺が掘った落とし穴に勇者が落ちた結果。〜」のあらすじですが、まぁタイトル通りです(笑)。サブタイトルまでが原作1話の内容になっています。
少し補足しますと、「村人の俺」こと主人公のトウカ・スコットくんは村で大根を育てている農家です。ただし、ニーソに異常なまでの執着を抱いており、育てた大根を太ももに見立ててニーソを履かせるような男です。そして特技は落とし穴作り。悪魔が村に侵入してこないように、トラップの落とし穴を仕掛けています。そんなトウカくんの住む村に、3年前悪魔の侵攻から世界を救った勇者シオンが現れます。が、トウカの作った落とし穴に誤って落ちてしまい、タイトル回収。かつてシオンと共に旅をしていたアンリの力で、シオンの身体に魂を移されたトウカは、シオンの代わりに世界を救う旅に出ることになります。
 
……ニーソと落とし穴さえなければ真っ当なあらすじだった気がするんですが、ニーソと落とし穴はこの作品から切っても切り離せないのでしょうがないですね……。
ギャグやお色気の要素は結構あるんですけど、いつの間にかクセになります(笑)。「こいつならしょうがないな……」みたいな。
ただのネタに思われたような部分も後々ちゃんと回収してくるのもいいんですよね……。3年前に世界を救ったような勇者がなぜ落とし穴に落ちてしまったのか、というのも後になってから明らかにされるんですが、ここが回収されたときは鳥肌が立ちました。
本当にクセになる面白さなのでおすすめです……おすすめ……人に勧めていいのだろうかこの太ももニーソ漫画を……。いや本当に面白いんですけどね!アニメも始まるのでよければご覧ください!

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追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する

「追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~」のコミカライズ版を読みました。
3巻が発売されたときに無料公開されてかなり話題になっていたようです。自分がそれを知ったときは既に無料公開期間は終了していたのですが、あまりにも気になったので単行本を購入して読みました。
 
「追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~」通称「チー付与」は、いわゆる「なろう系」ライトノベルが原作になっています。
あらすじはまぁタイトル通りなのですが、「王獣の牙」というギルドで強化付与魔術師として働いていた主人公のレインがある日ギルドを追放されます。強化付与魔術師は、武器や防具に強化ポイントを付与することでその性能を上げることができます。ただし強化ポイントは付与するだけでなく、他の武器から他の武器へと移動させることもできます。ギルドを追放されたレインは、今までギルドの装備に付与し続けた膨大な量の付与ポイントを回収し、自分の装備に付与させることで冒険者として生きていくことにします。
 
というこの作品のコミカライズがなぜこんなに話題になっていたかというと、理由はコミカライズ版のヤバさにあります。ちょっと検索などしてもらえるとヤバさをまとめた記事やツイートなどがすぐに見つかるかと思います。
どうヤバいかと言いますと、セリフ回しやギャグのキレが凄まじいです。独特なギャグが突如として放り込まれる感じはなかなかクセになります。それだけでもヤバいのですが、何がヤバいってそんなギャグは原作に全く存在しないというところです。ギャグやセリフどころか諸々の設定や展開も原作には存在しないそうで、「無から生えたコミカライズ」と呼ばれているくらいです。主要キャラ(コミカライズの主要キャラが原作で主要キャラなのかも最早怪しい)の過去や因縁などまで無から生えているそうです。コミカライズとは一体何なのか。
しかも無から設定を生やした上で上手く再構成している辺りがまたとんでもないんですよね……。
検索かけたときに出てくるであろう有名な(?)シーンが
 
「はっ やっ くっ 振っれっよォォオオオオ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
「いっつもキモいんだよ!!!土色の服なんか着やがって——ッ おばあちゃんに買ってもらったのか!?」
 
だと思うんですが、セリフのキレッキレさもさることながら、この人たち直前までかなりギスギスしていたんだからすごいですよね。ギスギスの原因となった「リリィ(ポニテの方)はマーガレット(ツインテの方)の姉を見殺しにしたのではないか」という設定もなんと原作にはないそうです。無から生えている。
そんな因縁を乗り越えて和解した二人のことを犠牲にしたくないレイン……みたいな激アツシーンなんですよこれ。ここだけ見るとそうは見えないんですが(笑)。原作にはない設定を生やしながらアツい展開に構成しているとんでもないコミカライズとなっています。本当にとんでもないぞこれは。
 
ヤバいと話題になっていただけあって本当にヤバい作品でした。この方向性のヤバさはそうそうお目にかかれるものではないので、良いものを見られたなぁと思います。
まだ3巻までしか出ていないので、今後もストーリーは続いていくと思われます。今後も楽しみです。なんなら更に突き抜けていってほしいです。

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1000円ヒーロー

今週おすすめするのはこの漫画!マンガワンで連載中の「1000円ヒーロー」です!
ヒーローが怪人と戦ういわゆるヒーローモノなのですが、今作のヒーローは"お金"を使って変身します。変身ベルトにお金を投入して変身する形です。金額とヒーロー自身のレートによって変身できる時間や強さが違うという特徴があります。
主人公の千もそんなヒーローの一人であり、様々な怪人達と戦うことになります。
 
……と書くと割とシンプルというか王道というかな感じになってしまうのですが、1000円ヒーローは「ヒーローと怪人の違いとは?」に主軸が置かれている気がします。これがおもしろい。
主人公の千はヒーローですが、彼の周りにはヒーローも怪人もいるんですよね。怪人の中にも良い怪人もいて。いや〜なかなか難しいですね。千自身はあまり悩んでなさそうな気もしますが。
あとはヒーローモノらしく(?)胸が熱くなる展開が多くていいですね。最近だとマジックテープとつなぎマンの話が好きですね。いや結構しんどいんですけど……というか最近大体しんどいですけど……。
好きなキャラは刃くんですね。千の同級生で彼もヒーローです。登場時は結構調子に乗ってる感じですが(笑)、千と出会ってヒーローたろうとします。真っ直ぐでかっこいいと思います。好きです。幽白の桑原和真くんと同じ匂いがするなぁと思います……が、刃くんは女の子にモテるのが違うところですかね……(桑原に謝れ)
そしてみんな大好きモヤシ怪人のヴァイタミンも好きですね〜……!いや……本当……なんですかねあのモヤシ……大好きですね……。モヤシ出てくる度泣けますね……(?)。今後の活躍にも期待です……(この期に及んでまだ活躍の場がありそうなのもすごいと思う)。
 
さっきも少し触れましたが最近は割としんどい展開が続いているので、毎週ドキドキハラハラしています。個人的には「ヒーローと怪人の違いとは?」について徹底的に突き詰めていってほしいなぁとこっそり思っています……。

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パンデモニウムの聖少女たち

マンガワンで連載されていた「パンデモニウムの聖少女たち」という漫画が最終回を迎えました。単行本などの情報は今のところ出ていませんが全8話です。正直8話と言わず全8巻ぐらいで見たかったです(笑)
淑女を目指す少女たちが集まる孤島の寄宿学校で紡がれる、少女たちの「秘密」の物語なのですが、いや〜〜……いいですよ……。好きな人はめちゃめちゃ好きだと思うんですよね……。今書いたあらすじだけ見ると百合っぽい感じですが(実際百合っぽい部分もあるのですが)、マンガワン公式アカウントの紹介では「サイコホラー」と書かれています……。淑女を目指す聖少女たちが、自分の内に秘めた欲望に振り回されて、周りを巻き込みながら狂っていくそんな感じの話です。聖少女たちの狂気と激情にはゾクゾクするものがあります。
また各話が少しずつ繋がっている構成もじわじわと迫ってくるものがあります。前の話に出ていた子が次の話でメインになります。ジャスミン回→モーリー回にはぞわっとしました……。
終盤で今までの話の裏側が徐々に繋がっていく感じもとても良いんですよね……。一度ミスリードされてから明かされる真実がたまりませんね……。そしてあの最終回……うおぉ……。ここまで来て0話を読み返すと、また……。0話にポーレットが割と出てくるのはそういうことなんですよね……。好きですね……。ちなみに私はポーレットが好きです……。
 
本当に8話で終わってしまうのが勿体無いというか、もっといろんな女の子の話も見たかったなと思う作品でした……。全8話ということは2ヶ月ぐらいで完結したことになるかと思うのですが、とても濃い時間でしたね……。でももっと見たい(笑)
好きな人は本当に好きだと思うので気になった方は是非……。
 
ちなみに作者さんは「趣味全開で描いた」と作者コメントで仰っておりましたね……。なるほどね……(いいと思います)

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