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マイ・ネーム・イズ

そういえば マイ・ネーム・イズ (※pixiv)の補足記事というものが前ブログにあったのですが、今のブログにはなかったことに気がついたので少し思い出してみようと思います。終章まで完結したので今更といえば今更なのですが。

カナを助けてゼファーも無事に戻ってきたとして、でも彼のしたことに対する罰が何もないまま終わってほしくはないなと思って描いた話でした。ちなみに私個人の解釈に基づいている部分が大きいことは予めご了承ください。二次創作ですヨ。

この話でのリリウムへの罰は「天界の輪廻から魂を切り離される」ことです。御使いなので元々は"天界の"輪廻の中にある魂なのですが、御使いにとってふさわしくない行動をしたので御使いではいられなくなります。だから"天界の御使い"ではなく、"地上の人間"へと転生させられる。魂そのものを消滅させるとかそういうことではなく「人間として転生させる」という形をとっているのは神王の慈悲です。リリウムのしたことはたしかに御使いとしてはふさわしくない行動だった。でもカナを助けたいという彼の"思い"そのものは、世界にとって必要な、優しい思いなんだと思います。だからその"思い"を地上で"みんな"と(アレンも既に地上の輪廻に組み込まれた御使いですしね)生かせよ、という判断を慈悲深いと噂の神王に下してほしいなという妄想でした。
(神王という存在自体は3部冒頭で名前が出てくるだけでその後全然出てきませんでしたが。神たちを束ねる、さらに上位の神様のイメージです)


ただし転生しているので最後の"彼"に記憶はありません。"彼"自身に記憶はないけれど、「魂に刻まれた記憶」は覚えている。懐かしく、耳に馴染んだ名前、"俺"の名前は──。

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