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デジモンアドベンチャー02

ここ1か月ほどでちまちまと見ていたデジモンアドベンチャー02の方も全話見終わりました。
(前作デジモンアドベンチャーの感想はこちら→デジモンアドベンチャー
 
今回はピクログの方で5話ずつ実況感想をメモしていたのでそちらのリンクも置いておきます。
1〜5話
6〜10話
11〜15話
16〜20話
21〜25話
26〜30話
31〜35話
36〜40話
41〜45話
46〜50話
 
以下あらすじと感想は追記にて。
 

まずはあらすじ。
舞台は前作から3年後の2002年。デジタルワールドは「デジモンカイザー」と名乗る少年に支配され、新たな危機が迫っていました。新しいデジヴァイス(D-3)を手に入れた新たなる「選ばれし子ども」である大輔達の、現実世界とデジタルワールドをまたにかける冒険が始まります。
 
いやー、良かったですね02 ……。無印の方が名作と呼ばれることが多い感じがするので、正直02のことはそこまでマークしていなかった(無印ほど02の記憶が残っていなかったのもある)のですがこちらも名作と呼ぶに足る作品ではないかと思いました。
02は全体的に「無印ではやらなかったテーマ」を盛り込んできていると思うのですが、そこが良いんですよね……。無印で扱われなかったテーマというのは主に「いつでも現実世界に帰れる」「敵デジモンを倒していいのか?」「選ばれなかった子ども・選ばれないまま大人になった者」でしょうか。一つずつ見ていきましょう。
 
■「いつでも現実世界に帰れる」
突如異世界に放り込まれてここがどこかもわからない、家に帰れるのかもわからない状況だった無印に対して、02では現実世界とデジタルワールドを自由に行き来することができました。この違いから生まれる無印組と02組とのギャップはおもしろかったですね。後述の「敵デジモンを倒していいのか?」にも繋がる部分だと思います。
無印と違い、02はいつでも安全な現実世界に帰ることができるんですよね。わざわざ危険なデジタルワールドに向かう必要なんてないんです。そんな中で京や伊織が「なぜ戦うのか?」悩んだり「戦う覚悟」を決めたりする姿がとても良かったです。
戦うことに対して悩む伊織に対して丈が言った「選ばれし子どもなんて言われてるけどさ、本当は僕たちが選んでるんだよね」というセリフが好きです。前作の終盤で丈が導き出した答えに通じている辺りも良いですね。
 
■「敵デジモンを倒していいのか?」
これも主に悩むのは京と伊織なのですが、無印でミミが悩んでいた「戦うことで誰か(仲間デジモン)が死ぬのを見たくない」との対比ですね。仲間のデジモンが死ぬのは辛い、じゃあ敵デジモンは?というわけです。特にカイザー編でデジモンたちを虐げていたデジモンカイザーに対して「デジモンたちも生きている、命を何だと思っているんだ」という話をやっていただけに終盤で効いてくるんですよね。最終的には「敵デジモンを倒さなければさらに失われる命がある・戦うことで守れる命がある」ということで落ち着くのですが、そこに至るまでの葛藤をきちんと描いているのが良いなぁと思いました。
 
■「選ばれなかった子ども・選ばれないまま大人になった者」
これ……これは本当に刺さりましたね……。特に後者が我々大人に効く……。
この話が出てくるのって02の終盤も終盤(というかほぼ最終回)なんですが、無印→02とずっと「選ばれし子どもたち」が活躍する物語なんですよ。最終局面でもそれは同じで、世界中の選ばれし子どもたちの力が集結するんです。でもそこで(テレビを見ている子どもたちを含め)「選ばれなかった子ども」たちが登場するんですよね。「選ばれし子ども」の力で世界を救えるのだとしたら「選ばれなかった子ども」には何もできないのかと。
ずっと「選ばれし子どもたち」の物語をやってきて、ここでこの「選ばれなかった子どもたち」に対してもフォローが入るのがとても良いですよね……。テレビを通して「選ばれし子どもたち」の物語を見ていた「選ばれなかった子どもたち」も希望を持つことができたんじゃないかなと思います。
さらに「選ばれなかった子どもたち」だけでなく、「選ばれないまま大人になった者」に対してもフォローが入る辺りがすごいんですけどね。自分はもう完全に「選ばれないまま大人になった者」なので、とてもとても刺さりました。この「選ばれないまま大人になった者」というのは黒幕でもあった及川悠紀夫くんのことなのですが、「選ばれないまま大人になった者」でも夢を叶える力を信じることができれば夢を叶えられるという姿を見せてくれたのがとても良かったです。あのまま及川悠紀夫が夢を叶えられずに終わっていたら、たとえ"子ども"たちに希望があったとしても"大人"には希望がないことになってしまいますからね……。選ばれたか選ばれないか、子どもか大人かということに関わらず、全ての人が夢を叶える力を持っているんだというテーマを描いてくれたわけですね。
そうして全ての人が夢を叶えられる世界=全ての人にパートナーデジモンがいる世界をButterflyの曲とともに見せて終わるのが素晴らしいエンディングだったなと思いました。
 
 
無印でやらなかったテーマについてはこんなところでしょうか。
あと無印でやらなかったことといえば、アーマー進化やジョグレス進化もおもしろかったですね。進化にいろいろなバリエーションが見えてわくわくしました。インペリアルドラモンめちゃめちゃかっこいいですね……。
 
音楽の使い方は相変わらず素晴らしかったです。今回はアーマー進化とジョグレス進化でそれぞれ進化曲があり、さらに通常進化は無印と同じくBrave heart、インペリアルドラモンの究極進化では主題歌とそれぞれの進化に合わせて別の曲が用意されていてとても豪華でした。
02はちょっと作画なんかも気にしながら見ていたのですが、回によって結構作画が違っておもしろかったです。個人的には竹田作画がめちゃめちゃ顔が良くて好きでした。特に太一さんの顔が良すぎて毎度心臓止まりそうになってました。あと直井さんはアプモンで度々かわいらしい一人原画をやられていた方だったので、アドベンチャーの頃から関わってらしたんだなと思いました。
 
 
……と、全体的な話をしてきましたのでここらでお待ちかねの(?)推しの発表に移りたいと思います(笑)。
推しはですね〜……本宮大輔と一乗寺賢の両方って感じですね。ちなみに大賢です。
この二人の関係が好きでした。最初は敵同士なんですけどね。大輔がいなかったら賢とは仲間にならなかっただろうなという気がします。賢を仲間として受け入れようという大輔の懐の広さと、犯した罪に向き合って生きようとする賢ちゃんが好きです。
あと実はホークモンが結構好きです(笑)。なんか……気になる存在ですよね彼……。京に振り回されているシーンは度々あるのですが、いつも京のことを思いやって守ろうとしている姿がとてもかっこいいです。幼年期がめちゃめちゃかわいい辺りもツボです。
関係あるようなないようなことを言うと、ホークモンの中の人ってミュウミュウで白金さんやられていた方なんですね。白金さん好きだったので懐かしいです……。ブイモンはざくろお姉さまでしたね。
パートナーデジモンだとワームモンも好きです。あれは良い嫁ですね……。チチョスに嫉妬する回は見ものでした(笑)。ブラックウォーグレイモンに切った啖呵も好きです。
 
「推し」という感じではないのですが及川悠紀夫も好きですよ……。好きっていうかなんていうか……。何気に一番感情移入できるキャラだったんじゃないかと思います。
 
 
 
さて感想としてはこんなところでしょうか。
子どもだけでなく大人にも見てもらいたい作品だなと思いました。最終回でボロ泣きしてしまった大人なので……。放送当時も見ていたと思うのですが、今見ても感じるものがあるのだからすごいですね。この年になってからまた見られて良かったと思います。これは名作ですよ……。良いものを見ました……。

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