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死後の世界時間

最終回で音無くんとかなでちゃんの関係性が判明したとき、時系列に「ん?」と思ったんですけど、まさかまさかの漫画版(ヘブドア)の方でからくりが解けましたね。あの世界って時間軸がぐちゃぐちゃなんですよ。椎名さんは本当にその辺で暗殺とかが行われていたような時代の人間なんです。地下(ギルド)に10年間ぐらい潜伏していたりもするのですが、完全にゆりっぺたちとは別時代の人間です。でも同じようにあの世界にいるんですね。
で、音無くんとかなでちゃんはどう考えても音無くんの方が先に死んでいるはずなんですけど、あの世界に来るのはかなでちゃんの方がずっとずっと先ですね。普通、死んだ順に死後の世界にいくのだと考えたくなるのでここで「ん?」となるわけですよ。でもあの世界は時系列順にはなっていない。だから音無くんよりも後に死んだかなでちゃんが音無くんよりも先に死後の世界に来ている、なんてことにもなるわけです。この辺りのことも真章で詳しく出てきたりするのかなぁ。

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ヘブドア感想

ようやく全巻読み終わったのでざっくり感想書こうと思います。
序盤はトラゼロと同じですね。日向くんとゆりっぺが出会ってチャーや天使が出てきて……。日向くんとゆりっぺと大山くんの初期三人が好きです。キャラコメの1話はこの初期メンバーだったんだなぁ(というかキャラコメ序盤は初期メンバーですね。野田とか椎名とか)。
やっぱり印象的なのはゆりっぺと日向くんの殴り合いシーンですかね。同じ人間だからゆりっぺの言っていることが日向くんは「わかる」わけで、だからこそこんな世界で一人にしてはいけないと思うわけですよね。いいですよね。日向くんとゆりっぺは×って感じではないんですけど、でも確かに信頼関係のような何かを感じてとても好きです。
途中で岩沢さんとひさ子さんの出会いも描きながらトラゼロ分は進んでますね。クライマックスの日向くんが屋上から落ちる前の「物語のクライマックスはその始まりへと帰結する」ってコマ、よく見ると下はアニメ最終回で音無くんとかなでちゃんが会話する場所なんですね〜……!!えぇ〜……マジですかそういうことしちゃいます?好きです……。まさしく「物語のクライマックスはその始まりへと帰結する」ですよね……。うわぁ〜……。
4巻途中までがトラゼロ分ですが、その後は天使と戦いながら続々と戦線メンバーを増やしていきます。みんなこんな感じで仲間になってたんだなぁ……。アニメ本編では描かれなかったこういう部分が見られるのっていいですよね。遊佐さん好きなんですけど、だいぶキャラが違って驚きでした。あとはやっぱ松下五段と高松くんの話がおもしろかったですね……(笑)。完全に岩沢さんとひさ子さんの出会いの再来でめちゃくちゃ笑いました。いやいい話なんですけど……。ゆりっぺが全力でツッコんでくれてよかったです(そこまでが長い)。でもみんなの過去話はしっかりとは語られてませんね〜。なんとなく出てきた人たちはいますけど。それはやっぱ真章でってことでしょうか。
幹部もガルデモメンバーも揃って、最後に出てくるオペレーションがトルネードなのは胸熱ですね……。アニメでは1話で「いつもやってるオペレーションだよ」みたいな感じでしたが最初はこんな感じだったんだなぁと。卒業式ライブ辺りから着想はきてるんだと思いますけどね。エミリー大好きでした……。
しかもオペレーショントルネードで終わって冒頭の音無くんと日向くんの会話に戻ってくるのが最高ですよね〜……。そうなんだよ、音無くんが終わらせるんだよ……。というか死んだ世界戦線は何十年にも渡って天使と戦っていたんですねぇ。そりゃあお互い引くに引けなくもなりますよ……。30分で全てを奪われた復讐をするために何十年も戦い続けるゆりっぺの執念がすごい。そしてそんな彼らに恩人から教えてもらったことを教えたくて戦い続けるかなでちゃんも。どちらも譲れないからそうなってしまったんでしょうけど。あとまぁ不器用なのも多分ある(笑)。

前日譚のヘブドアは完結しましたが、真章のラストオペレーションは連載が始まってるみたいですね。これから主人公が音無くんに戻って、アニメやゲームの内容を拾いながら進んでいくのかな。アニメやってたのが2010年だったと思うのでもう7年経ってるんですよねぇ……。7年も経ってるのに未だにこうやってコンテンツが続いているってすごい。ありがたい限りですね。大好きな作品の一つなのでまだまだ追い続けますよ〜!!

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楽園はない

Heartily song聞いてて思ったんですけど、かなでちゃんも音無くんのこと好きだったんですね。たしかに惹かれているっぽい描写はあるのだけど表情があまり変化しない子ですし、最終回で音無くんに「愛してる」と言われても「ありがとう」としか言わないのでどうなんだろうなってちょっと思ってました。あの場面に関しては自分も好きだと言ってしまうとまた愛が生まれてしまうから言えなかったんでしょうけど。そこで両思いになってしまうと音無くんや自分自身のやってきたことを否定することになってしまう。「あなたが信じてきたことをあたしにも信じさせて」は自分たちが結ばれることでこの死後の世界を「永遠の楽園」にしないための言葉ですよね。人生はたしかに理不尽で辛いこともあるけれど、それでも「生きることは素晴らしい」とかなでちゃんも音無くんも知っている。自分たちの信念でみんなを卒業させたその後で、自分たちがその信念を曲げるわけにはいかない。後悔なんてしたくてもできないんですよね。

しかし音無くんはよくあの状況から一人で卒業できたなって感じですよね。話の流れ的にはアナザーエピローグの方がしっくりくるぐらいですよ。ただアナザーだと自分の信じてきたことを自分自身が信じられなかったってことになるから辛い。本編の方もかなでちゃんがいなくなってからすぐに卒業したわけではなく、アナザーのように少しあの世界に残ってから卒業したのかもしれないですが。

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立派なリーダー

AB!の2話で音無くんがゆりっぺを「立派にリーダーできてんよ」と評してますが、ゆりっぺが「立派にリーダー」できるようになったのは日向くんと出会ったからなんですよね。ゆりっぺって日向くんと会った時点でだいぶ死後の世界のこと把握してる(トラックゼロかヘブンズドア参照)じゃないですか。だからもしかしたら日向くんが現れるまでに長い時間を過ごしていた可能性ありますよね。日向くんよりも前に何人か神を打倒する仲間として誘っていた可能性も。でも誰もついてこなかった。そんなゆりっぺに日向くんがついていったのは「そういう性分」だからかなぁ。死後の世界のことを何もわかっていない状態で会った、世界のことを知っている人間だからっていうのもあるかもしれないけど、ほっとけなかったんでしょうね。で、ゆりっぺもお人好しの日向くんといる内に変わっていくんですよ。「立派にリーダー」できるぐらいに。
ゆりっぺと日向くんが出会ったから戦線が始まって物語が動き出した。でもそれはあの世界においての「停滞」なんですよね。神に抗って天使と戦いながら死後の世界に居続ける。それを壊してみんなを卒業させるのが神に抗う意志のない音無くんなんですよねぇ。ただすごいのは神に抗っていたみんなを卒業させた音無くんが最後の最後に今までのみんなと同じように(かなでが)消えていくことに抗うってことですかね。最高ですね。

(というか初見時からずっと思ってるのは、音無くんはよくあの状態から一人で卒業できたなってことなんですよ。その後現れた誰かによって一人ではなかったのかもしれないし、アナザーエピローグみたいにしばらくあの世界に留まり続けていたのかもしれないけど)



そういえば、例のN●Kのアニメ100選的なやつにAB!入ってましたね! ランクインおめでとうございます〜!

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